「モノ作りを一貫として行う」というコンセプトのもと、低コスト・高品質のFRP製品製作、バイク・自動車・電子部品等の試作開発&少量生産、エコランカーの制作・販売を行っております。
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真空成形
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真空成形についての質問インタビュー

  Q&A

Q.真空成形というのはどういうものでしょう?
A.真空成形とは、ABSとかPPの板状の材料を暖めてやわらかくし、 それを凸型または凹型に押さえつけて下から空気を引いてやることによって型に密着させて型を作る手法です。 簡単に言うとサランラップを人の顔にのせると人の顔の形になりますよね。 それを冷やして元の常温にしてやればそのままの形になるというのが真空成形の手法です。
Q.それは真空漕のなかで行うんですか?
A.真空漕は必要ないですね。
Q.ではどうやって真空にするんですか?
A.真空とは言うのですが、要は型があって、空気を引くということで真空といっているんですね。 この上にこういう柔らかい板をのせまして、下から空気を吸うだけなんですね。真空にはなりませんが真空に近い状態にするということなんです。
Q.そうだったんですか。真空成形はどういった製品に使うんですか?
A.形状の簡単なスポイラーとかオートバイのカウリングとか、そういうものに使います。 あとよくみるのがエンジンのお面も真空成形ですね。あれは板みたいなものですよね。
Q.では真空注型と真空成形の違いはなんでしょうか?
A.真空成形の場合はPPとかABSのそのままの材料の板を使っているので 材料は相当品ではなくて実物になりますね。   真空成形の場合はどうしても型にかぶせて空気を引っ張って型に密着させるということで形状にあまり自由度がないんですね。 複雑な形状になるとまず形ができません。片側から引くものでリブやボスが出た場合には後からひっくり返してそこに接着しなければならなくなります。 そうすると接着したところは一体ではないのであくまでも接着強度が必要ということになっってしまうんですね。
Q.裏を作って貼ったりすることもあるんですか?
A.あまりしないですね。基本的にはFRPを想像していただければと思います。
もっとも、後加工で間隙調整をしたりするのは可能です。
Q.真空成形では基本的には板状のものを作るんですね。一枚の板状のものを作る。 そうすると複雑なホイールなどの形状のものがありますが、真空成形では難しいですね。
A.細かいディテールなんかは出にくいです。
Q. たとえばテレビのリモコンなどがありますね。この場合には上の部分を真空成形で作って、 下の部分を真空注型で作るということですか? 
A.そうですね。とりあえず側(ガワ)はできますよね。でも、ひっくりかえした中側は、 ねじを止めるタッピングのボスが立ったり、裏にリブが入っていますから、そういうものはできないんです。
Q.そうですか。まわりは二回に分けて作ってガチャッとはめればいいわけですよね。 ただ中のほうの構造はできないということですね。板の方の裏面はそのままということですね。 そのなかに実際に装置を入れるっていうのはできずらいということですね。その場合でも、真空注型だと中の方もできるわけですね。
A.そうですね。実際にモデルとして機械をいれて動かすこともできます。 逆にぺろんとした側(ガワ)ものであれば真空成形の方がメリットがありますね。コスト的にも安いです。
Q.そうすると真空成形より真空注型の方がいいというものはどういうものがありますか?
A.やはり製品に裏表があって、精度の必要なものについては絶対的に真空注型のほうが優位ですね。 逆に表面だけ見えればいいというのでしたら真空成形だけで十分ということです。真空成形の構造上細かいラインが出にくい、形状が出にくいというのがあります
Q.精度ですとか、中身を入れるか入れないか、によって違うということですね。 ある程度ちゃんとしたものをつくるには真空注型の方がいいということですね。携帯のモックアップというのがありますけれど、 あれは真空成形ではできないんですか?
A.あれは真空成形でやったという話はあまり多くは聞いたことがないですね。 ほとんど真空注型や光造形で作ったものを使うという場合が多いですね。光造形で作って、あくまでもモックアップとして一つだけ。 たとえばサンプルとして100個欲しいという場合、そういうときは注型ですね。そういったものは成型ではできないですね。 成型でできない理由は中の方に組み込むことができにくいということと、精度が出にくいということです。真空成形のデメリットとしては深い、 たとえば壺のようなものを作った場合に一定の厚さの板のものを暖めて引き伸ばすので、壺の入り口と底とでは厚みがかわってきてしまう。 場合によっては切れてしまうということがどうしてもでてしまう。真空で引いたところが伸びるので、 場合によっては切れてしまって話にならないというような形状の制約があります。
Q.金型を作ったりするよりも真空注型で作る方が安いんですか?
A.かなりの台数を成型することになれば金型を作った方が有利になってくるんですけれど、 形状や条件にもよりますが、ある程度の大きさで100台や200台でしたら圧倒的に注型のほうが安いですね。 500台くらいになってくると少し厳しくなってくるのが見えはじめてくるところですね。
Q.簡易金型というのがあると思うんですけれど、それを使うと安くなるんですか?
A.実際に金型がどのくらいかかるかというのは見えないところもあるんですけれど、 基本的には金型を作るとどうしても立ち上がりの時間がかかるんです。注文をいただいてから最初の一台目ができるまで時間がどうしてもかかってしまう。 だいたい一ヶ月から三ヶ月くらいかかりますね。
Q.真空注型、真空成形ですと最初の一個目ができるまでどれくらい時間がかかりますか?
A.データやマスターの有無にもよりますが、10日から20日くらいですね。金型ができてしまえば、 成型は金型の方がはやいですね。そうするとある程度精度の複雑な形状のものであれば真空注型のほうが有利ですね。光造形、FRP、NCによる切削加工の後、 真空成形・真空注型等の工程がありますので、用途や納期等でコストに応じて私どもの経験と判断で選ばせていただいてアドバイスさせていただくことも十分可能です。
Q. 真空成形は真空で行うものだと思っていたんですけれど、それぞれ手法が違うんですね。
A.そうですね。FRPのなかでも注型と成型でいろいろなものがあります。 お客様のご要望に応じていろいろな製法・材料がある中から選んで、ご提案いたします。

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