真空注型についての質問インタビュー
プロトタイプ・モデリング・サーブ(旧社名:朝霞工房)ホームページへ
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真空注型による複製
真空注型とは
真空注型とは、FRPやシリコンゴムを金型の代わりに複製用の型として使用し、
真空中でその型に対して樹脂を流し込み、複製を製作する技術です。
真空注型では、真空漕の中で真空状態を作り出し、型に樹脂を流し込むため、
型の隅々まで樹脂が行き渡り、気泡ができにくいというメリットがあります。
出来上がる複製品は非常に精度が高く、金型に比べ短期間、
低コストで複製品を製作することが可能です。



プロトタイプ・モデリング・サーブ(旧社名:朝霞工房)では、FRP型を利用した低コスト真空注型技術を開発いたしました。
従来のシリコン型を利用する技術に比べ、形状・ロットにもよりますが、
型費を10%〜30%以上削減することが可能になりました。

FRP型の詳細はこちら

真空注型機
真空注型によって作られた複製品
大型バイク用パーツ 真空注型複製品
大型バイク用パーツ 真空注型複製品
真空注型で複製品を製作するための型には、型の素材の違いによってFRP型やシリコン型などがあります。
FRP型
シリコン型が型を製作するのに、完成品と同じ形状のマスターモデルを必要とするのに対し、
FRP型では表面や裏面だけしかないマスターモデルからでも、型を取り
複製を製作することが可能です。

また型自体も十分な強度も持っており、シリコン型で30個ほどの複製品が
取れる物の場合、FRP型を使用すると50〜200個ほどの複製品を製作
することができます。

型の寿命も、保存状態にもよりますが長期間使用することが
でき、追加生産する際にも同じ型で対応することができます。

コスト面では、型の材料費がシリコン型の10分の1〜20分の1程度に
押さえることができ、大幅なコスト削減を実現します。
FRP型
FRP型
シリコン型
柔らかいという特性を持っているので、型の形状の自由度が高く、
アンダーカットなど多少の形状的な無理があっても、十分な形状を保つことができます。

また脱型時にはシリコンが変形するので無理なく型を取ることができ、
複雑な形状のものにも対応することができます。


型を製作するのに、完成品と同じ形状のマスターモデルを必要とし、
部分的な修正が必要な際には、マスターモデル自体を再製作しなければ
ならないというデメリットもあります。

またシリコンの柔らかいという特性上、型の強度が強くないため
一つの型から製作出来る複製品は20〜50個程度と限られています。
シリコン型
シリコン型
ウレタン樹脂について
複製品の素材となる樹脂は、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂などが
あります。ウレタン樹脂は主剤と硬化剤を攪拌して混合することによって、
自ら熱を発して固まります。ウレタンの主剤と補剤を変えることに
よって、強度を段階的に変化することができ、用途によって使い分ける
ことが可能です。また対光性に優れ、他の素材を接着することも可能
なので、汎用性に優れた素材です。

ウレタン樹脂
ウレタン樹脂